ラズパイでギターエフェクターを作るにあたって可変抵抗が必要となったのですが、可変抵抗は自分でリード線をはんだ付けしなければいけません。
やってみれば大したことはないのですが、ネット上には作業工程を写した画像が少なく、最初は不安に駆られながらの作業となりました。
そこで今回は可変抵抗にリード線をはんだ付けする方法を画像てんこもりで懇切丁寧にご紹介します。
初歩の初歩すぎる情報かもしれませんが、自分が悩んだということはきっと他にも同じ悩みを持つ人がいると思うので、その方々のお役に立てればと思います。
(電子工作系のブログって大抵が中級者向けで、右も左もわからない初心者には難しい書き方が多いですよね…)
準備するもの
※リンクは今回使用した商品です。同一のものでなくてもかまいません。
- 可変抵抗
- リード線
- 熱収縮チューブ
- はんだごてセット
※リード線、熱収縮チューブは適当な長さにカットしています。
リード線のビニールを剥がす
リード線のビニールをはがすところから始めます。使用するのははさみでもカッターでもなんでもいいですが、ニッパーやビニール剥き専用アイテムを使うと楽らしいです。そんなしゃれたものは家になかったので今回はカッターを用いました。
まずは中の金属線を切ってしまわぬように程よい力加減でビニールに切り込みを入れます。
切込みが入ったら先端をつかみ、
するっと抜きます。
反対側の端っこのビニールも同様にして剥がします。
以上のようにして先端をはがしたリード線を3本用意します。
可変抵抗とリード線をはんだで固定する
可変抵抗は左の端子に電源、右の端子にGNDをつなぎます。この状態でつまみを回すことで真ん中の端子の抵抗値が変化します。
それでは先ほど用意したリード線を可変抵抗に取り付けます。
リード線の金属部を可変抵抗の端子に巻き付けてください。金属の部分が触れ合っていれば問題ないようなので巻きつけ方は雑でも構いません。
余談ですがど素人の自分はリード線を上側の丸い穴につなげるのか下側の四角い穴につなげるのかがわからず小一時間ほど悩みました。
端子にリード線を巻き付けたらはんだごてを用意し、端子の穴を埋めるようなイメージではんだを流し込みます。
※もしも可変抵抗の動作確認をできる環境があるのであれば、はんだで固定する前にリード線を巻き付けた状態でテストしたほうがいいかもしれません。せっかくはんだ付けしたのに壊れてた、うまく動かなったとなったら悲しいので。
リード線の反対側はブレッドボードに刺して使うのですが、金属線は6本1セットとなっているため刺しづらく千切れやすいです。この問題を解決するためはんだでコーティングしました。
これを
こう。
作業中は手がふさがっていたため写真は撮れませんでしたが、こての先端をはんだを少し乗せた状態にし、なでるようにしてリード線の上を這わせればうまくいきます。
以上の手順を他2つの端子で行います。
熱収縮チューブを取り付ける
この工程は必須ではありませんが、端子同士の誤接を防ぐためやっておいたほうが良いようです。
熱圧縮チューブを短く切り、可変抵抗の端子を覆うようにはめます。
その後ドライヤーなどで熱を当て、収縮して固定されたら出来上がりです。
(はんだ付けが汚すぎてチューブが役目を果たし切れていません。)
おしまい
今回は可変抵抗にリード線をつける方法についてご紹介しました。この作業を通じて、電流が流れさえすれば接続が多少雑でも動作することがわかり、電子工作に対する心理的ハードルが少し下がった気がします。この調子で作業を進め、とっととラズパイエフェクタを完成まで持っていきたいです。