先日、愛用していたMIDIキーボードが壊れてしまいまして、代わりになるものを探していました。
何か良い商品はないかと米amazonを散策していたら$39.19という破格値で売られているAKM320を発見。迷わずカートに入れました。
追加で送料・手数料がかかるため最終的な金額は$49前後になりますが、本体価格でいえば日本で最安値のMIDIキーボード、KORG Micro Key-25に匹敵する安さなのではないでしょうか。
このAKM320は、その安さから入門用としてオススメの機種のようです。(米amazonレビュー情報)
しかし日本では正規輸入は行っていないらしく、情報が少ないようなのでレビューを書いてみました。
基本スペック
鍵盤数:32
鍵盤タイプ:マイクロキー
外形寸法(W)×(D)×(H) 46 × 12.5 × 3 cm
重量:726g
端子:USBタイプB,サスティンペダル
付属品:USBケーブル、説明書
外観
AKM320の特徴
AKM320は基本的な機能であるボリューム、オクターブコントロール、ピッチベンド、モジュレーションだけでなく、トランスポーズという他の低価格MIDIキーボードには無い機能を備えています。
鍵盤の左側に+と-のトランスポーズボタンがついており、+を押すと全鍵盤の音が半音上がり(ドの鍵盤を押すとド♯の音が鳴る)、-を押すと半音下がります(ドの鍵盤を押すとシの音が鳴る)。
このトランスポーズ機能を使うことでどんな調でも白い鍵盤だけで弾けてしまいます。
黒鍵いっぱいの調で作曲なり耳コピをしている時、このキーのダイアトニックコードの○番目はなんだっけ?といった悩むことが多々あったのですが、それが解消されました。
また、ピッチベンド、モジュレーションを行う部分がホイール式になっているのも特徴です。(他の低価格MIDIキーボードではレバー式やボタン式になっていることが多いです。)
ピッチベンドのホイールは回しても手を放せば元の位置に戻るのに対し、モジュレーションホイールは回した位置で固定されるようになっているため、常にモジュレーションをかけたい場合にホイールを触り続けなくて済むため便利です。
余談ですが、私が以前使っていたMIDIキーボードはレバー式で、上下にレバーを倒すとピッチが変わり、左右に倒すとモジュレーションがかかるという一体型の仕様でした。モジュレーションだけをかけたいのにピッチが変わってしまい使いづらかった記憶があります。
おわりに
今回は低価格MIDIキーボード、AKM320の紹介を行いました。
米アマゾンで個人輸入するのが一番楽な購入方法というなかなかオススメしずらい商品ですが、コストパフォーマンス抜群の商品であることは間違いないです。
私が購入した時には送料・手数料込みで5700円程度でしたが、円高のタイミングを狙えばもっと安く買えると思います。
ちなみにMAudioのKeystation Mini 32という商品は、同じ32鍵で、Ableton Live Liteがバンドルされていて、国内店舗で買えて、同じような値段で、軽いです。
散々AKM320を紹介しておいてなんですが、Keystation Mini 32も負けず劣らずの魅力的な商品です(むしろ勝ってる?)。
5000円前後で32鍵のmidiキーボードをお探しの方で、今回あげた特徴に魅力を感じる方はAKM320、そうでもない方はKeystation Mini 32を選ぶといいですね。