Google Cloud Visionのアンドロイド用サンプルプロジェクトを動かしてみたので手順を紹介します。
APIキーの取得
Cloud Vision APIの使い方まとめ (サンプルコード付き)
こちらのサイトを参考にAPIキーを作成します。
APIキーの種類一覧にAndroidキーがありますが気にせずブラウキーを作成してください。
最初Androidキーを発行して試したのですが、以下の様なリクエストが返されうまく実行できませんでした。
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failed to make API request because { "code": 403, "errors": [{ "domain": "global", "message": "Requests from this Android client application <empty> are blocked.", "reason": "forbidden" }], "message": "Requests from this Android client application <empty> are blocked.", "status": "PERMISSION_DENIED" } |
キーをブラウザキーに書き換えたらを問題なく動作。せっかくAndroidキーの取得方法をキャプチャ撮りながら記したのに全部無駄です(ぐちぐち
プロジェクトのインポート
次はAndroid Studioにサンプルプロジェクトをインポートします。
https://github.com/GoogleCloudPlatform/cloud-vision
グーグルのティムさんが作ってくれたサンプルです。リンク先で「Download ZIP」をクリックしありがたく頂戴しましょう。
ダウンロードが終わったらフォルダを解凍。フォルダ内にはアンドロイドだけでなくiOSやpython用のサンプルも有りますがそいつらは無視して
cloud-vision-master/android/CloudVision を
C:\Users\ユーザ名\AndroidStudioProjects
に移動。その後Android Studioを開き、スタート画面中の「Import Project」をクリック。
「CloudVision」を選択すればプロジェクトのインポート完了です。
最後に「MainActivity.java」
private static final String CLOUD_VISION_API_KEY = "YOUR_API_KEY";
のYOUR_API_KEYを取得したAPIキーに書き換えてください。
動かしてみる
準備が完了したので実際にアプリを動かしてみます。その際、実行環境のAPIレベルが22以上じゃないと動作しないので注意してください。
アプリ起動時の画面は以下のとおり。非常にシンプルです。
ピンク色のボタンを押し、端末内の画像を選択すれば分類結果が表示されます。
脅威の的中率。ちなみにkoratとはロシアンブルーにそっくりな猫の種類らしいです。
沢山の猫の種類が候補に上がっています。この子は雑種なので当たりとも外れとも言えない。
今度はロシアンブルーと雑種の組み合わせ。やはり雑種の場合は種類を絞り込めないようです。
どの画像でも猫が写っていることを判別できました。さすがGoogle。ただ品種の判別に関しては雑種に対して1.000の純血種のスコアがついてしまうのはどうなのかと思ったり。あとは分類候補に大別と小別が混在しているので何かに応用する際には結果の取捨選択が必要そう。
とはいれこれだけの精度で画像分類できるCloud Visionはやはりすごいです。インスタグラムの投稿をAPIで大量取得してCloud Visionにかければ流行を機械的に分析できたりしないかな。夢が広がりんぐ。
ひと月あたりの利用枚数が1000枚までなら料金は発生しませんので興味のある方は是非試してみてください。未来感ハンパねぇですよ。